京セラ コンタックスTVSの撮影結果(モデルポートレイト編)


 モデル撮影会にてサブカメラとして動員した。拙僧はモノクロはパキパキに仕上げるのが好きで、とりわけこの種のコンパクトカメラにはISO400をつめて、現像でもオシオシで行くのだ。しかし、この日は眩しい程の快晴下だったのでISO100のアクロスを使用している。既にプレスト400が終了して、アクロスとコンパクトカメラの組合せを試す意図もあった。モデル撮影は被写体に当たる光がフラットなのを理想的としており、進行役も逆光や日陰を選んだ。拙僧は女性ポートレイトでも明暗がはっきりする方が好きだから、進行役にも要望したのだが、その辺は譲れないらしくて許可してもらえなかったな。もしかしたら、モデルさんの皮膚を守るために直射日光を避けたのかもしれない。
 コンタックス(京セラ)のAFは評判が悪いが、拙僧が本カメラであまり問題視していなかったのは、スナップなら拙僧は基本的には日陰は撮らないからだろう。そもそも、ISO400をつめたらMFにしてフォーカスは2mと5mの間くらいにするからな。光の当たり具合がフラットな被写体だとAFがかなり外れてしまう。撮影時から妙にAFが迷うので心配していたのだが、その不安は的中した。拙僧は撮りたい被写体は真ん中にする主義なので日の丸構図が多いのだが、それでも外すのだ。
 ポートレイト撮影ではISO400をつめればよいという物ではない。そういう意味では悲観的に不十分な光源下でもフジフィルムのクラッセの粘り具合は大したものだ。コンタックスT2は夕暮れのソウルでも良く粘ったから、本カメラのAFユニットがプアなのかズームレンズと相性が悪いのかもしれないな。


どうもフラットというかふわっとした写り。
AFも怪しいのだが、レンズの逆光に対するパワーがプアなのかしら。


このAFの外しは酷い。
こういうカットが、ちょくちょくある。


妙にしっかりとした写りになるときもあるのだが。
フラットヘッドスキャナーとの相性の問題かなあ。


広角28mmを活かしてみる。








折角、デリケートなネガになったのにゴミが残念だ。
こういうのはモデルさんに失礼だよな。












ちょっといい具合の濃度。
コンスタントにAEが安定してほしい。


時折見せるデリケートな諧調が女の子の可愛さを引き立てる。




ちょっとAEが不安定なのだ。


被写体が魅力的なら、少々なブレやアウトフォーカスは帳消しである。


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