常州相照机総廠 紅梅 HM−1の撮影結果


 この種のカメラとしては標準的な3枚玉である。ベースとなった海鴎202とは設計が異なるとされており、F4.5という暗さから判断しても廉価であろう。3枚玉らしく、絞るときりりと引き締まるが硬調であり、ふくよかな描写というわけにはいかない。二眼レフの海鴎4Aと同様の傾向にある。今回は期限切れでコントラストの落ちたラッキーパンを使用したので、上手い具合に力が抜けたのではないか。
 日本ではオモカメやトイカメ扱いだが、文革時代の人民の心を癒した歴史あるカメラである。

















 では、撮影結果(名古屋冬編)を見て頂きたい。

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