コニカ Z−up28Wについて


Z-up28W
28mmの広角を持ちながら、誰も興味を持ってくれないカメラ。

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


Z-up28W Z-up28W
 コンパクトカメラとしては珍しく28mmから始まるズームレンズを搭載する。

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 28〜56mmF3.5〜6.6の光学2倍ズームレンズを登載。

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 スナップモードの他、フラッシュ発光禁止モードを持つのがスナップシューターとしては嬉しい。

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 2CR5を格納するグリップ。

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 光学ズームファインダーを登載。

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 オートローディングの為のガイドがあり。

 ビックリするほど資料の無いカメラである。ネットで調べてもケンコートキナーのサイトで取説を公開しているだけだった。そういう意味ではケンコートキナーって凄いなあ。真面目にコニカのカメラのサポートを引き継いでいるのだ。とにかく、個人のコンテンツで本カメラを紹介しているモノは無かった。ワザワザ、コンテンツを綴る程のモチベーションが湧かないのだろう。
 しかし、本カメラは機能的にはなかなかできたカメラである。まず、フラッシュの発行禁止が出来る。電源OFFで忘れてしまうのが難点だが、フラッシュ発光禁止のできないAFコンパクトカメラがいかに多いかと考えると非常にありがたい。拙僧のようなスナップシューターにとって、不意のフラッシュ発光は生命を左右するのだ。そういう欲求を鑑みたのか、本カメラにはスナップモードが存在する。これは焦点距離を28mmに固定し、晴天下では1〜5m、雲天下では1〜3mにフォーカスを固定するらしい。秒間2コマの連続撮影も可能らしいし、意外と凝ったカメラである。マクロモードでは5〜7.5cmまでの接写が可能。なかなか、気の入ったカメラである。
 本カメラの最大の特長は28mmから始まるズームレンズを搭載することだ。大抵のAFコンパクトカメラは35mmか38mmから始まるズームレンズを搭載するものだ。焦点距離は28〜56mmF3.5〜6.6の光学2倍ズームレンズである。これはスナップシューターには心地よいレンジである。
                 ☆          ☆
 他社のAFコンパクトカメラも同様なのだが、営業的には広角を拡大するより、望遠を伸ばす方がやりやすいようで、180mmF13などという常識外の望遠側レンジを持つカメラは多いが、28mmの広角を持ったカメラは少ない。
 それで本カメラがどうかというとヒットするコンテンツが全くないのだから推して知るべしである。拙僧のようなモノクロ者にスイートなレンズではないし、カラーならデジカメの方が遥かにコストやすだから、やはり消えゆくカメラになるだろう。

 
 では、撮影結果(モノクロ編)をご覧頂きたい。

(了:2015/9/14)


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