コンパクトカメラ:オリンパス μ2について


OlympusMu2

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


OlympusMu2
 オリンパスがXAで開拓したケースレスタイプのボディ。

OlympusMu2 OlympusMu2
 レンズは35mmF2.8を搭載。
 この明るさはご立派。

OlympusMu2
 シンプルなボディ上面。

OlympusMu2 OlympusMu2
 操作系はとてもシンプル。大体、この手のコンパクトカメラはフラッシュの制御だけ出来れば良いのだ。

OlympusMu2 OlympusMu2
 電池はCR123Aを採用。AF−1時代は面倒な電池を採用していた。
 ストラップにセルフタイマー用リモコン付き。

OlympusMu2
 評判の悪いパノラマモードも搭載。

 オリンパスμというカメラはXAシリーズと並んで興味が有ったんです。やっぱり、オリンパスが開拓したコンパクトカメラ界で革新的なカメラですから。なのでμ(初代)が100円でジャンク籠に転がっていた時には小躍りしました。嬉しくてブログに書いたほどだったのですが、それは完全ジャンクだったのです。確か購入時にチェックした時には大丈夫だと思ったのですが、フィルムを装填して裏ぶたを閉めてもフィルムを巻き上げないんですね。モーター音はするんですが巻き上げドラムが動かないんです。それでμの就役は諦めていたのですが、拾ってくださる神様はいるもので、散歩とカメラとの管理人殿がμ2を譲ってくださるというのです。拙僧はいただける物は断らないのが良い事だと思っているのでお願いしました。おとーさん殿、ありがとうございます(mm。届いたμ2は今度こそ動作チェックもOK。気分も高まります。
 石鹸箱のような外観はμ(初代)を継承していますが若干ボディの厚みが増えたようです。それはそのはずでレンズがF3.5からF2.8に明るくなったのです。焦点距離は35mmのままで、一層スナップとしては使いやすいレンズになったと言えましょう。拙僧は常用フィルムはISO400だし、レンズは暗くても良い派なのですが、やはりスペック的には嬉しい物です。また、μ(初代)に比べるとエッジが強調されていて「ぬめり感」が押さえられています。これはこの方が精悍さがあって良いという見方もあるでしょう。シルバーボディが石鹸箱に見えてしまうのはご愛嬌です。個人的には美しいデザインのカメラの部類だと思います。
 使ってみると普通のカメラなので書く事はあまりありません。オリンパスのカメラらしくスポット測光が出来るという情報があるのですが拙僧には操作方法はわかりません。操作系がプリミティブなカメラなのでどうやってそんなモードにするのでしょう?ちなみに、ボディ背面にあるモードボタンは日付写しこみ用のものです。フォーカスの歩留まりはかなり良好でモダンカメラとして遜色は無いでしょう。バリアーをスライドし、レリーズするだけ。レスポンスは非常によろしいであります。
 撮影して感じたのは、拙僧が思い描いていたμのイメージの期待を裏切られなかった事です。また、生活防水なので高感度フィルムを詰めて悪天候に夜景に活用したい物であります。
 本コンテンツはへっぽこカメラを持ち上げるのが主旨なのですが、本カメラは手放しで勧められる優れたカメラです。

 では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2006/4/29)


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