フジフィルム スーパープレスト1600(ベネチア・スーパープレスト1600編)


 とても大切に使ているスーパープレスト1600だが、そろそろ覚悟を決めて使いきらなければだ。フジフィルムのOBの方に「あと3〜4年は大丈夫だね」と言って頂いたのだが、そろそろの期限なのである。本フィルムを処理して、残り1本なのだが何か特別な機会を作りたいものだ。
 本フィルムは拙僧のリビングの常設カメラであるニコンEMに装填してあったものだ。使い始めて半年以上経過していたが、かなりクリティカルな妻との時間も記録したのである。10枚程度が残っていたので、最後の締めで残りの部分をイタリア旅行で使うためにルフトハンザで運んだのである。装填したのはリコーGR10で、これはプレワイディングだから途中まで使ったフィルムには都合がイイ。ところがイタリアのネガは絵が出ていたのだが、肝心の妻との時間が全て消えてしまったのである。勿論、拙僧のヤッツケ現像の不備も考えられるが、イタリアだけ綺麗に絵が出るのは不思議だ。
 やはり撮影済のネガはさっさと現像しなければなのかなとも思ったのだが、どこかの空港のセキュリティチェックという可能性もある。勿論、手荷物だったし中部セントレア空港では「ISO1600フィルムOK」と書いてあった。かといって、フランクフルトのトランジットという線も不思議だなあ。それに、やっぱりイタリアの部分だけは全て無事というのが不思議。
 大切なネガは国を跨いだりしない方がイイという教訓である。
















(了:2014/8/4)

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