ペンタックス M135mmF3.5


PENTAXM135mmF35
小型のMシリーズボディに合わせたスリムなスタイリング

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


PENTAXM135mmF35 PENTAXM135mmF35
 あんまり効果の無さそうなフード付き。

PENTAXM135mmF35
 Kシリーズボディに付けても引き締まってイイ感じだ。

 一眼レフの交換レンズの中では標準域のF2クラスのレンズの次に安いのが135mmF3.5である。いや、F2.8だって性能からすれば格安であるが、F3.5だと本当に気の毒のような価格帯である。だから、拙僧の貧乏師団には多数の135mmレンズが配備されているのだが、手持ちでないレンズが2000円以下で転がっていると懲りもせずに拾ってしまうのだ。いや、手持ちでなければまだいいが、持っているかどうかも覚えていないというのが正直なところだ。2000円もあれば新宿の市場かBOXに行けばアルビオンとかスーパーマレクサーとか聞いたことのないブランドの綺麗な135mmF2.8を容易に確保できる。その点、本レンズはメジャーブランドのペンタックスである。ペンタックスはプレミアムなブランドではないかもしれないが、メジャーブランドである。だれもが「官能」や「パーフェクト」の冠を抱いたレンズを必要としているのではない。適切な価格帯で最大のパフォーマンスを保証し、適度なこだわりを与えてくれる。それがペンタックスの素晴らしさである。
 ペンタックスのKマウントの135mmF3.5は本レンズで2代目である。初代はスクリューマウントのタクマーと光学系が同一なので、新設計したレンズとしては本レンズが初めてとなる。初代の物と本レンズを初めとしたMシリーズは基本的に絞り優先AEを実現する以上のボディとの連動機構が存在しないが、割と早い段階でマルチモードAEに対応したAシリーズにバトンタッチした。時代的には既に使い物になる75〜150mmF4が登場していたから地味なスペックのレンズである。なので、いつでも手に入ると思っていると、いざ欲しい時に中々無いようだ。もっとも、あれば格安である。拙僧の個体は覚えていないが、まず1000円以下だっただろう。もしかしたら、1000円のプライスタグを付けていたのに、レジに通したら21円で、本当に21円で買ってきたかもしれない。年に数回そういう事があるのだ。それで写りが不足があるかというと、そんなことは全くない。F3.5の明るさ(暗さ)でも、135mmの長さがあれば十分なボケ味が楽しめる。もっとも、拙僧はF8辺りまで絞り込んで、モノクロのエッジが立つような写真の方が好きだ。
              ☆               ☆
 拙僧はコンテンツを書いた後、自分のブログに掲載してからmixiなどの掲示板(とは言わないのか?)にリンク先を書き込むことにしている。拙僧のブログを読んで下さる方を大切にしたいからだ。しかし、今回は撮影結果のページだけ先に作って、mixiの掲示板にリンク先を掲載した。本レンズの地味さ具合が分かるのはインターネットで検索をかけると、拙僧の先行してアップロードしたコンテンツが引っかかるのである。恐らく、本レンズで真面目に撮影したコンテンツは少ないのだろうな。拙僧が真面目かどうかはひとまず置いておいてもである。

 では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2012/4/20)

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