モノクロフィルム:イルフォード デルタ3200の撮影結果(モデル撮影編)


ILFORDDELTA3200
今では貴重な超高感度フィルム

☆ジャンク度☆
期限切れ
撮影可能


 今では天気が悪いとか室内で撮影するとか、低照度での撮影が予想される場合には迷わずデジカメを動員するのだ。しかし、フィルム時代全盛期にはフジフィルムのスーパープレスト1600とかコダックのTMAX3200とか超高感度フィルムが存在した。拙僧が結婚式の時にTMAX3200をつめたニコンFEニューニッコール50mmF1.4をつけて、メイク中の妻を撮ったものだ。そんな超高感度フィルムの一つがイルフォードデルタ3200である。超高感度フィルムとしては最後の砦だが、今では入手も難しく凄く高価になってしまった。拙僧のブツはイルフォードのフィルムが高騰する前に確保したものだ。当然、期限は切れている。あまりフィルムの期限切れを気にしない拙僧だが、何時までも仕舞っておいては仕方がない。なので悪天候で室内撮影が予想されるモデル撮影会に、このフィルムを動員した。拙僧にとっては最後の超高感度フィルムである。ボディはニコンF90、レンズはAF−Dニッコール28mmF2.8とAF−Dマイクロニッコール105mmF2.8を動員した。失敗の許せない鉄壁の編成である。
 撮影したのはダウンジャケットを着こむような寒い早春だった。モデルさんは薄着なのだから申し訳ないな。液温が低いのと、このような特殊フィルムを現像する自信がなかったのでコダックへ現像に出した。今ではコダックへ現像を出すと返ってくるまで2週間くらいかかってしまう。それは構わないのだが、イルフォードデルタ3200は普通に現像のみで出しても増感現像になってしまうのだ。なので請求額は1280円くらいになった。これはちょっと痛い。しかし、どうせこのフィルムを使うのはこれが最後だろうから気持ちよく払ったのである。
 仕上がりは見事な硬調で粗粒子感たっぷり。まさに期待通りだな。しかし、なんだかモデルさんには申し訳ない気がしてきた。
 コダックの現像だからネガの出来上がりはパーフェクトで印画紙に焼くのは容易いだろう。このネガで浮き上がる印画紙の像が楽しみである。

 































カメラメニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る

inserted by FC2 system