コシナ CT1EXについて


CT1EX
シンプルな機械式シャッターKマウント機。水のようなカメラである。

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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コシナ28〜200mmズーム、x2テレコン、中国ブランドのフラッシュのセットで落札。。

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 「COSINA」と「CT1EX」のロゴ。
 威厳は感じられない。

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 巻き上げレバーの予備角でシャッターロックを解除。
 レリーズボタン半押しで露出計がONする。

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 カメラを構えて左肩にISO感度を設定。右肩にレリーズボタンと巻き上げを配置。。

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 汎用性の高いKマウント。

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 ラバーは劣化して白っぽくなっている。

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 付属したコシナ28〜200mmF3.5〜5.6ズームレンズ。
 最短撮影距離が2.5mなのが渋い。

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 YINYAN(金燕)ブランドの中国製フラッシュがついていた。

 本カメラはインターネットオークションで手に入れたものである。今となっては何故欲しくなったのかは分からないが、コシナ純正の28〜200mmF3.5〜5.6の7倍ズームに2倍テレコン、謎なYINYAN(金燕)ブランドの中国物フラッシュが付いてお徳だったと思ったのだろう。多分、3000円程度で落札したと思われる。幸いというか残念と言うかライバルは居なかったはずだ。争ってまで欲しいカメラではない。こじつけるとベッサシリーズの母体となったCTシリーズのボディが1台は欲しいと思ってた。もっとも、既に所有していたビビターV2000もこのファミリーである。
 歴史的にはCT1に1/2000が追加したのがCT1スーパーであり、そこからセルフタイマーを取り除いた廉価モデルが本カメラらしい。まあ、コシナブランドのカメラの血脈と言うのは掘り下げても夢が無いな。
                 ☆           ☆
 本カメラの素性を簡単に説明すると、Kマウントの機械式シャッター一眼レフカメラである。シャッターは金属羽の縦走りで最速は1/2000、X接点は1/125である。露出計はレリーズボタン半押しでONし、オーバーで「+」、アンダーで「−」、適正で「○」を表示するタイプである。電源はLR44を2個使用する。シンプルな水のようなカメラである。ニコンFEのように巻き上げレバーの予備角を起こすことでシャッターロックを解除する。スペック的にはニコンFM10やフェニックスDC303Kに近い過不足の無い中級機である。本カメラを中級機だとするには異論があるかと思うが、廉価機と言うとリコーXR500のようなカメラもあるのだ。
 レンズ付きで安く落札したが、そもそもこのコシナの28〜200mmズームとセットになって安く売り出されていたようだ(追記:与太郎殿の情報によると写真屋さん45で39800円だったそうである)。登場は1983年らしい。当時、10歳かそこらの拙僧は知らないが、以前は新宿にコシナの直営店があったらしく、恐らくそういうルートや新聞の通販欄で発売されたものだろう。コシナの一眼レフが高倍率ズームレンズやダブルズームレンズとセットになって新聞に掲載されているのを、拙僧も旧世紀末に見たことがある。
                 ☆           ☆
 拙僧がニコンEMでカメラ民族としてデビューしたころ、カメラ雑誌の通販欄でKマウントのコシナ50mmF1.2が廉価に掲載されていた。価格的にも魅力的なので何時かは欲しいと思いつつも、何時のも間にか無くなってしまい時代はデジカメの世の中になってしまった。1万円のハイコストパフォーマンス超広角レンズ、コシナ20mmF3.8を吟味できたのは幸いである。これは拙僧とコシナの初めての接点であった。
 マニアル一眼レフとして撮影に不足は全く無い。しかし、ちょっと垢抜けないエッジや白濁化したビニール系ラバーがイマイチ幸福感が薄い。まあ、これは同じKマウントで機械式シャッター機のペンタックスMXと比較してしまうからなのだろうけど、これはフェアーな比較では無いだろうな。
 2009年の秋から末に掛けてペンタックス物やKマウント物がマイブームになった。もっとも、結局使っているのは本カメラとペンタックス6x7位だから、やっぱり実用には向いているのだろう。

 
 撮影結果もご覧頂きたい。

(了:2010/2/8)

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