☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能
標準的な廉価ズームレンズだと思われる。
それほど安普請な作りではない。
普通に使うには十分な性能だ。
誇り高い日本製のミノルタ。
過去の話である。
本レンズの素性はよくわからない。多分、αスイートのシリーズとしてキットで売っていたのだろう。現在(2014年)では信じられないが、旧世紀では純正のレンズが高価ということでシグマとかタムロンの非純正のWズームレンズに廉価〜中級機のボディを組みあわせて安く売るパターンが存在した。当時としてはそれなりに衝撃的な価格帯でビックカメラやヨドバシカメラ(カメラのサクラヤも健全だった)に並んでいた筈だ。拙僧は世紀末に写真趣味を始めて、ブロニカS2にネオパンFで目覚めてしまったからよくわからない。今ではニコンよりもシグマの単焦点の方が高いくらいらしいし、ミノルタはカメラブランドとしては消滅してしまった。
当時のメーカーだって膨大な設備費を投じて開発したカメラを安売りさせられたら適わないから、純正の廉価レンズを投入した。本レンズはそういう素性のレンズで、マウント部もプラスチックである。しかし、それで写り具合が足りないかと言えば、そんなことはない。
掲載画像は本レンズをαスイートSに付けたものである。期限切れのプロビア400Xを使用したので、少々色が変かもしれない。それは本レンズの正当な評価を妨げるだろう。
三河春散歩編