SMC 6x7 タクマー 200mmF4の撮影結果(専属モデル運動会編)


PENTAX67_200mmF4
外観は使い込んであるが実用玉である

☆ジャンク度☆
カビ痕あり
外観ヘタリ
撮影可能

PENTAX67_200mmF4 PENTAX67_200mmF4
こんな貫禄に合わないフードを内蔵する。

PENTAX67_200mmF4 PENTAX67_200mmF4
バケペンに相応のボリュームのあるレンズ。

 本レンズは去年撃破したものである。専属モデルであるところの姪の運動会に合わせてビットを入れたのだが、結局、去年は間に合わなかった。それで、幼稚園時代に確保したSMCペンタックス 165mmF2.8を出したのである。幼稚園のグランドでは申し分のない長さだったが、小学校のグランドはそれなりに広いのでちょっと長さが足りなかった。なので、今年は本レンズのデビュー戦となる。結論から言うと200mmでも、長さが足りないと思えた。ライカ判換算にして100mm程度の長さになるので、やはり小学校の校庭は広すぎた。逆にポートレイト域では適度に背景もボケていい具合である。
 本レンズの登場は1969年というから、拙僧より年長だ。外観がライカ判のタクマーを踏襲しているのは、ペンタックスも保守的なルックスに拘ったところだろう。既存にあるライカ判一眼レフと同様の取り回しの良さを中判一眼レフカメラに与えるポリシーと一貫していて、良い具合である。明るさを押さえているお蔭か、見た目よりも取り回しの不便はない。最短撮影距離が2.5mと長めなのが、若干惜しいところだが、運動会写真には問題ないだろう。構成は4群4枚のトラッドな望遠レンズである。
 拙僧の個体は落札価格で2000円弱だったが、ちゃんとしたお店の(ひとまず撮影のできる)ジャンクでも4000円位で入手が可能である。定価ベースでも30000円だったというから、リーズナブルなレンズだったのだろう。それほど、数字的な性能を重視したレンズではないが、中判幅のフィルムを生かすのは、解像度ばかりとは言い難い。取り回しの良いレンズなので、ペンタックス6x7ユーザーには抑えていただきたいものである。


前半6枚は撮影に失敗したのか現像に失敗したのか、ネガがアンダーだった。
ちょっとガンマ補正をして焼きこんでいる。
フィルムはT−MAX400をSPDで現像した。



あんまりいい席が取れなかったのが悔やまれる。




以降はガンマ補正無し。


運動会には200mmだと長さが足りないか。


ちょい古カメラの紹介へ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る

inserted by FC2 system